『どこでもドアを実現すること、会いたいときに会いたい人に会える社会を実現すること』を企業理念にソーシャルメディア事業、モバイルサービス事業、ソリューション事業を行う。国内最大のソーシャルニュースサイト『newsing』や携帯サイト作成・集客ASPサービス『katy』などのサービスを提供。
会いたい人にいつでも会える社会=どこでもドアの実現
創業について教えてください。
当社は2006年7月1日に創業いたしました。小学生の頃からの夢が松下幸之助のような立派な経営者になる、そしてどこでもドアを作るということでした。どこでもドアを作るというとなんだか突飛に思われるかもしれませんが、会いたい時に会いたい人に会える社会を実現したい・・ということを小学生の頃から考えていたんです。人にとって最も大事なものは何だろうと考えたときに私が思ったのは、人にとって一番大事なものは人だと。人と人が会って互いに刺激を受けたり、共感合ったりすることで価値が生まれる。それを実現できるのがどこでもドアじゃないかと。どこでもドアを作ることは理論的には可能ですので、100年ぐらいかけて開発していくつもりです。
どこでもドアの実現へ向かう現在の進捗はいかがでしょうか。
どこでもドアを作ることは相対性理論などの理論的には可能なんですが、その技術を実際に実現するにはまだまだ技術がついてきていないしお金もかかることなので、まずは資金を貯めて、次に技術を開発しなければならない・・・。
今の時点でどこでもドアに一番近いものは何かというとインターネットだなと思ったんです。特にインターネットの中でも参加型のウェブ、ブログやSNSですね。この領域が最も会いたい時に会いたい人に会える、今の時点で実現可能なものであると。だからここの領域で起業しようと決めました。起業の準備を始めたのは創業する半年前ぐらいです。その時点で世の中はWEB2.0という騒ぎになっていましたが、私自身その騒ぎはそろそろ終息に向かうのではないかなと感じていて、ではこのタイミングで自分たちには何ができるのか? 騒ぎの仕舞いに、最もWEB2.0らしくて最もユーザー参加型のサービスを作ろう!と『
newsing』の開発を始めました。それが創業の3ヶ月前で、創業と同時にサービス提供を開始しました。
最初のオフィスについて教えてください。
創業前はサービス開発のために私の自宅に創業メンバー6人、そこに4人が加わった10人が集まっていて、それが最初のオフィスと言えなくもないのですが創業前でしたので、オフィスというよりもむしろ梁山泊とでも言ったほうが適当かもしれません。登記をして、みんなで今までの仕事を辞めて、きちんと創業という形になった2006年7月1日の時点ではすでに銀座8丁目のオフィスを借りていましたね。ちょうど創業のタイミングで友人も起業しましてシェアという形で借りたのが最初のオフィスになります。築45年ぐらいのおんぼろビルといいますか渋いビルといいますか・・・そんな物件でしたが逆にその古さが気に入りました。ビルの屋上から上を見上げると電通ビルがあり日テレがあり、日本の既得権益と放送行政のかたまりがそこにあり、下を見下ろすと政治家御用達の料亭吉兆がある・・・政治の黒幕たちが集まる場所なわけです。既得権益の塊を見上げ見下ろす場所は自分たちがスタートする場所にはふさわしい、なんとなく気合が入るような思いでしたね(笑)。
移転の経緯について教えてください。
銀座8丁目のオフィスは場所的にはすごく気に入っていましたし、建物も古いですけど味がある。1階がホルモン焼き屋さんで煙くさかったりラーメンくさかったり・・・なんていいますか、ベンチャーの立ち上げっぽさが漂いまくっていて好きなオフィスでしたね(笑)。人数が20人を超えてワンフロアシェアを2フロアにして人員増加に対応してはいたのですが、さすがに人数オーバーになってきて引越しを考えたというのが今回の移転の経緯です。最初のオフィスは当初坪7000円で15坪のオフィスを敷金礼金なしで貸していただいていたので、今のような成長ができたのはそういったありがたいカタパルトがあったからだと思っています。このスタートオフィスを借りられなかったら成長速度はぜんぜん違っていたでしょうね。
何よりも大事なのはコミュニケーション
オフィス探しのポイントは?
エリア的には最初のオフィスと変わらないエリア銀座7丁目8丁目あたりでオフィスを探しました。このエリアを選んだ理由はいくつかありまして、会社の近所に住んでいる社員がたくさんいたこと、ビジネス面での立地のよさ、あとは坪単価の安さがポイントになりました。資本提携を結んでいるリクルートさんのオフィスもそばにありますし、メディア事業をする上で重要な電通さん、博報堂さんのオフィスもすぐ近くの汐留にあります。ビジネス面では本当にいい立地なのですが、この銀座8丁目エリアはエアポケットのように坪単価が安いんです。銀座8丁目からちょっと新橋方向に移ったら一気に単価が一万円上がってしまうし、汐留に行っても単価は上がりますしね・・・ここは穴場ですよ。
内装のポイントは?
内装はチームラボさんにお願いしました。内装を考えるうえでデスク同士をパーテーションで区切るようなレイアウトにしようかという話も出ましたが、やはり顔と顔が向き合う形でコミュニケーションがしっかりと取れるようなオフィスレイアウトにしました。茶屋という形でめもデスクや畳チェアを取り入れ、そのそばにソーシャルお菓子というみんなが持ち寄ったお菓子置き場を配して社員同士が小話や会話ができるようなスペースを作りました。何よりも大事なのはコミュニケーションと考えていますので社員間でよく話をするのはもちろんのこと、お客様とも良く話をしますね。最初に申し上げましたが私たちはどこでもドア・・・会いたい時に会いたい人に会えるような社会を作るということを目標においてビジネスをしていますので、オフィス作りにもそれがきちんと反映されるようなものを考えました。
今後の戦略について教えてください。
最初に申し上げましたように目標はどこでもドアを作ることですが、その大きな目標に向かっていく中でこれからやりたいなと思っているのは、まず今はウェブ参加の垣根を下げることです。現状で日本国内のウェブ参加者は人口の10パーセントにも満たないと言われています。見るインターネットはそれなりに普及していますが、参加する、書くなど行動するインターネットというのはまだまだ普及していない。私たちが提供している『
newsing』内では○×の意思表示だけでウェブに参加することができますし、無料簡単5分で作れる携帯サイト作成ツール『
katy』(ケイティ)などを提供することでユーザーがウェブ参加しやすい仕組みを提供しています。今後2年はこのCGMプラットフォーム事業に力を入れていく。その上で参加者がしっかり増えてきたという状況になったところで、会いたい時に会いたい人に会えるという姿をもっと実現していこうと。それは例えば人と情報のマッチングであったり、人と人のコミュニケーションをもっと活発にする仕組みであったり・・速いスピードで新しいサービスを提供していきたいと思います。
東京オフィスコンサルティングに一言お願いします。
ウノウの山田さんやシリウステクノロジーズの宮澤さん、エフルートの佐藤さんなど知り合いのベンチャー仲間たちが東京オフィスさんにお世話になっているというのは知っていたので、とりあえず引越しを考えようかなと思った時点で東京オフィスさんを検索してみました。まずサイトが使いやすくて賃貸オフィス検索サイトとして秀逸でしたね。営業さんもすごく親切で笑顔がいいですね。いい表情で働いている方が多いのは社長さんのチーム作りがいいんだろうなと思います。おかげで気持ちよく移転プロジェクトを進めることができました!